[ クレステッドが目を覚ましたなら、彼を支えて退路を開こうとする ]『おのれえっ!』[ さすがに気付いた妖術師が、炎の塊を放ってまだ足元にある薪を燃え上がらせた ]くっ...!怯むな!駆け抜けるぞ![ 騎士達を鼓舞しながら、走る。幸い、燃え上がる火は周囲の魔物の数をも減らし、熱さに耐えれば撤退はむしろ容易だった。そして、それ以上の追撃が絶えたのは、ベルガマスコと直接対峙したイェンスとチャールズ、そして恐らくは、決然と妖術師を糾弾したローズマリー姫の力、であったろう** ]