人狼物語−薔薇の下国

178 薄暮の海―CLASSIFIED MISSION―


電測士 リエヴル

[それには、正式な退艦命令のないまま始まった、一部の兵らの行動(>>90)が影響していた。
水上電探を担当する、眼鏡をかけたツィスカという一等水兵が捉えた反応が、その始まりだった、

『――……あれ、この反応……?』

艦の至近に、複数の反応。ごく弱い、先刻と同じようなサイズの小船。
それが、ゆっくりと艦から離れていく。意味するところは、明白だった。

『これって……艦載艇が発進してる……んでしょうか?』

会話を続ける士官らを尻目に、スコープを覗く下士官兵らは息を呑み、互いの顔を見合わせた]

(128) 2014/04/19(Sat) 16:35:50

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