――はあ、はあ……。[15を超えるくらいの所で息が上がり始め、それでも根性で狙いをつけ続けていたが、ぶれが大きくなり始めたのは20回目。 30回を終えた頃には、構えを続けるのも辛いほどになっていた>>114] 集中力、か……。[促されるままに座って休みつつ、師匠が突きを放つ姿を見る。 30回、一定の速度で正確に、同じ部位を狙い続ける様子に] すごい。こんなに平然とやれるものなんだ。[自己鍛錬の賜物なのだろう。 実際に同じ訓練をすることで、師匠の実力を改めて知らされた]