― 館から離れた屋根の上にて ―[向けた瞳は館へ向かう猟犬>>55の後ろ姿を捉え] あれがいるなら、僕が出る必要はないんじゃないかな…[と、こぼす。制裁や無力化ならば、捕らえられた者を死滅させることだけが仕事の自身より、猟犬の方に分がある。彼らが狩手として出る際は、人員不足時の根回しや後始末が主な仕事となっているのだ。共に討伐戦の任というのは少々どころではなく珍しい。]