[敵の砲撃を受けた友を医務室まで運んだのは、他ならぬオズワルド自身だった。肩に担ぎ揚げた身体からは、止めどなく血が流れ。だらりと垂れ下がる四肢は、まるで糸の切れた操り人形のようで。運び込んだ医務室で、医療関係者が首を振る姿を見てついさっきまでは元気だったんだ、治してやってくれとそう喰ってかかったのを今でも覚えている。]