[天のいとし子が傍らに寄り添うと、 大天使の様子がまた少し変わった。 光のヴェールを剥ぎ取るように、 纏っていた淡き輝きが消え失せる。 それと同時に、術編む速度が上がった様子だった。 最後の身を護る防御すら取り払い、 大天使は地上に救済《破滅》齎す術の完成を急ぐ。] Quoniam confirmata est supernos[また一つ、文字が明るい輝きを放った。]