[ ウルズの安静確保や、ガートルードやマリエッタの治療を最優先にして、やがていくらか落ち着いてから、カナンの元へと歩み寄る ]
カナン様、はぐれた艦を探すのでしたら、俺がまず...ヤクモ?
[ 騎竜での先行を申し出かけた時、いつの間にか、背後に来ていたヤクモが『キュィ』と鳴いて、ディークの襟首を銜えて引っ張る ]
.........いや、でもな、早く合流しねえと、他の艦の連中だって、困ってるだろうし。
[ ダメ、と言っているのは判る。その理由も、だが... ]
お前と一緒なら出来る。そうだろう?
『キュィ』
[ 情に訴えてみたが、先刻と同じ拒絶の鳴き声が返ってきただけだった ]