[ 重い斧槍が、唸りを上げて男の横腹を襲い、それを躱して、高く跳ぶ ]
はああっ!!
[ クレイモアを掲げ、頭上から振り下ろす。
その重く見える体躯からは想像もつかぬ素早さで、斧槍を振り上げたゴルバによって刃は一度弾かれたが、男はそのまま身を捻り、ゴルバの目の前に着地しながら、下からの一閃を斧槍の柄に叩き付ける ]
ぬおっ!
[ 宙に跳ね飛ばされた斧槍が、がしゃん、と音を立てて、取り囲むドワーフ達の間に落ち ]
…これで、如何です?
[ 息を荒げながら、無手となったゴルバの喉元に、男は、クレイモアの切っ先を突きつけて、口の端を上げた* ]