[ぎゅっと握られた手>>118は、温かくて――懐かしい? 先に握られた手とは、また異なる心地良さ。 力が抜けたときには、どうしたのだろうと数度瞬き、首を傾いだ。] けじめ、つけなくちゃいけないですから。[脱落するつもりか>>120と問われればそう応えて。 けじめの意味は、きっと伝わっていないだろう――と思うけれど。 少女はにこやかに笑みを浮かべつつ、手を離して貰えれば歩き出す。 向かう先は、人の気配がする階段、だけれど。]