― サクソー川:橋の北 ―[副将が、軽歩兵隊を半分に割いたのはつい先程のこと。進軍を命じられた軽歩兵隊たちは、川の南側へ渡ろうと駆けていく。]「盟主が進むべき道を!我等の手で!」[>>118 勇猛と忠義がぶつかり合い、想いは火花となってはじけ飛ぶ。数こそは軽歩兵隊が上であったけれども、経験の差がそこには明白にある。勢いばかりでは埋められない溝が生まれ、その隙を確実に狙われる。ゆっくりと、しかし確実に軽歩兵隊は削られていった。]