……![ 選択は咄嗟。 手放された刀を、獣型の口で咥え、振動ブレードを仕込んだ歯で噛み砕く。 高くて透明な音がした。 振ってくる足は、甘んじて受ける。 背からコクピットまでは、背部砲門を含めた各種の荷物が防具になってくれる。 上から抑え込むその力に逆らわず、腰から地へ沈んで。 「おすわり」の姿勢から身を捻り、太い虎の腕を、相手の機体にぶち込む! ]