― 出撃前/騎士団本部 ―[団長の様子から、何かやらかすだろう、とは思っていた。 ……本をただせば、そんなやらかしの数々に巻き込まれたのが、気を許すようになった発端で。 いつの間にかペースに巻き込まれ、『印』を刻まれてからできなくなっていた幾つかの事──感情の動きが回復したという説もあるが、そこは一先ず余談として。 ともかく、その姿>>0:515を目の当たりにした時、一瞬、言葉が失せた。 傍目には、思わぬ再会に驚いているように見えたかも知れないが]