[その奥、未だ馬上に在る人物>>110へも視線を走らせる。鮮やかな緋色を纏う美丈夫。曖昧だった人物像が急激に鮮明になり、唯一として形を結ぶ](あれが王弟殿下……)[女神の加護を持つ者。それを納得させるような見目に加え、人の上に立つ威厳を備えた人物。目を奪われた、と言っても差し支えない表情をした後、カレルは我に返りベリアンへと視線を戻すのだった**]