ー酒場内・隅っこの席>>124>>125アリーセー
颯爽と駆け付ける、か……格好良いなぁ
僕もそうやって格好良く人助けしてみたいや
へ?あ、あんなに強そう……って知り合いの冒険者から聞いてたんだ!
だからちょっと驚いてさ!は、はは……
[颯爽と駆け付ける、ぐらいなら青年にも出来るかもしれない
しかしその後は魔物を討伐するのではなく囮になって引き付ける事しか青年は出来ないだろう
一応それでも助けてはいるけど…全然格好良くない
そして案の定失言に気付かれ何かを思い出そうとしている様子の彼女に慌ててそう告げた
なんとも苦しい言葉である
これで誤魔化せるのか不安しかないが青年にはこれしか浮かばなかった模様
しかし、彼女が思い出そうとするのをやめて自己紹介をしてくれたなら青年は一先ず安心する]