[明るい日差しが降り注ぐ練兵場にさっと影がさす。振り仰いで見ると大きな飛竜が頭上を飛んでいた。それを見るなりヤコブは声を上げて、さっと飛竜の後を追っていった] あっ……![声を掛ける間もなく行ってしまったヤコブを見送ると、律儀にも訓練場に残された練習用の剣を片付けはじめた]