[叔父に見送られて最初の一年目。生き残るのに必死だった。三日三晩走って逃げ続けたこともあった。――だがその時生き延びた理由はなんだ?二年目。ようやく自分の周りを把握できるようになってきた。一つ一つが身になっていくのを感じる。必要なものと不要なものの取捨選択をしてきた。例え、故郷を同じくし、目的も同じくした者と敵対して殺し『任せた』という遺言をもらった。――本当にその選択で正しかったのか?そして―――三年目課題を終えて帰郷する中で参加した戦]