[解放軍の先兵が橋を渡り切り、もはやほとんど使い物にならなくなった衝立を捨てて武器をかざす。部隊側面の兵は、さきほど騎馬隊の阻止に使われた網を広げ、槍衾を絡めとる準備をした。敵弩兵が下がり、重装歩兵が行く手を塞ぐ。かつての同胞同士の白兵戦を前に一瞬の沈黙が戦場を支配するが、わずかな均衡が破れた瞬間、解放軍の兵士は雄叫びをあげて突進した。後続のための道を作らねばならぬ。] 投石中止! 歩兵200、橋へ。[乱戦となれば投擲武器が使えないのはこちらも同じ。続けて歩兵を送り込む。]