オットーさん…。
[肩を叩いて慰めてくれたことが分かったから。
優しい兄を持っているペーターが羨ましかったことを思い出し、正直な心情を吐露する。]
クララさん、僕が描いた絵を宝物にするって。嬉しそうに言ってくれたんだ。
なのに。もう、僕が新しい絵を描いても、何も言ってくれない。
[まるで吐き出す様な台詞を言ったあと漸く実感する。
ああ、パメラを失ったとき。幼馴染も同じ気持ちだったのかと。]
ありがとう、オットーさん。
[離れた方がいいと言われて、誤解されているとは気付かないまま頷いた。
その直後>>118>>123レジーナとヤコブの声が聞こえて、今の話を聞かれていないといいと思っている。
一度息を吐き出してから、ヤコブを見上げた。]