[ 何を悠長な、と自分を戒める。 秋色の聖将と烈火の騎士の聖気が、 ゆらゆらと不安定なのも気になるが、 今は神子の震える心が気になった。 ] ……。[ 神子の傍に、何か良くわからない気配がある。 見覚えがあるようなないような、 でも、あまり良くない感じのもの。 ] ん。[ 壁や台を手すり代わりに、急いだ。 ]**