ふ、ここでは釣りもできなそうだしな。[私たちの海、と告げたルートヴィヒにうなづく。] おれたちがいなくなったら騒ぎになるのは必至だろうし。[それをおさめるのにルートヴィヒが奔走するのまで予測できて笑う。] あれが我らの航路を塞ぐならば、打ち払うのみだ。[空から近づいても巨大な大樹であった。手を上げて、攻撃のタイミングをはかる。その時 ── **]