……お?[放った影の一つが、気配を捉える] あそこは気配がなかったから、放置した場所のはずだが……賑やかしいな。[以前、強襲任務に勤しんでいた時は、見過ごしていた砦。そこに、人の集う気配があった] 後は、北の山の方……だが。 こっちは、遠いな。 上手く読めん。[なれば、向かうべきは近い方だろう、との割り切りは早く。影は放ったものたちを引き戻し、捉えた気配の方へと駆ける。抗う者たちの中枢となっている場所──臨時元帥府へと。**]