ー午後、宿ー(>>124グレートヒェン)
[ビーグルの仔犬を抱えたまま、街の中をある程度歩きましたが、今の男の伝手ではこれ以上仔犬を引き取ってくれる相手はいないようでした。
その為、一度荷物を置いたままにしていた宿の方へと向かいます。
ティータイムが終わった後の彼女は、そのままテーブルに居たのでしょうか。
それなら通り過ぎざまに見かけて「こんにちはずらー!」と、昨日とは違う無邪気な笑顔で話しかけるのでしょう。
もし、部屋に戻ってしまっていたなら、女の人の部屋に入る事はありませんからそのまままっすぐ、自分の泊まっていた部屋に向かうのでしょう。
果たして、彼女には話しかける事ができたのでしょうか?]