[体勢を立て直せず落下する最中、ゾフィヤの手が足に届く>>122。
無理矢理な羽ばたきも合わさり、その動きは錐揉み回転のように乱れる]
落ちて……たまるもんですか!
[樹や地面へ激突すれば、多大なダメージを受けることになるだろう。
それがどちら側に偏るかは、この状態では予測もつかない。
慣れぬ翼を動かすゾフィヤを視界に入れつつ、自身も風が唸る程の羽ばたきで上昇の力を生もうとする]
く……!
[ゾフィヤの舵取りは、不格好な飛行をやや開けた空間へと流す。
片脚を引かれたアンバランスな体勢のまま、地面へと近づいていき]
止ま……れ!
[分銅を頭上の枝目掛けて投げ上げる。
しかし目測しないままの投擲では、体を支えるに十分な枝には引っ掛けられず。
翅のある背中はどうにか守ったが、脚を引かれた側の半身を、地面に擦るような形で打ち付ける]