[巨狼から告げられた言葉に刹那、遠い目をするものの。青年は気を取り直し、若き騎竜師たちの方を振り返る] ……一先ず、最初の関門は突破できた。 ただ、次はもっと厄介と言うかなんというかなのが相手になるから。 今の内、しっかり休んどいて。[できる限り静かな口調で告げる。それに同意するように、白銀がきゃう、と鳴いた。*]