ステフ、セイジ、それからレオ。
[水を向ける様に、アイルリートの視線は三人にも順繰りに向けられた]
キミ達もあまり無関係ではないぞ。
無謀とおもうなら挑むな。
確かにキミ達には素養もあるし才能もある事はこの僕も認めよう。
だがそれでも、争いの無い異界で育ったキミ達だ。
今はまだ、修行中とはいえども経験を重ねてきた僕達には譲るだろう。
恐い、生きたい、そういう気持ちで、足が動かない様なら
この僕は、初めから行かない事をオススメしよう。
足を止めるという事は、傍らにいる者も危険に晒す事だからな。
[そこから更に視線を移したのは、同じ血脈の者達の事だ]