―回想/昨夜・集会場―
[ゾフィの霊能者か共鳴者であるという名乗り>>67
を聞いた瞬間、名乗りが周り切り本当だと分かれば、
疑いたくなかった彼女のことを
もう疑わなくて済むようになると、心から、ほっとした。
『そうか…心配してくれてありがとう。
でも、拉致の危険は…君もだろう?
君も君が拉致されるのは…嫌だよ。
無事でいてほしいと、心から思う。
気をつけて…としか言えないのが、本当にもどかしいが。
[自分の拉致の危険の方が高いだろうが、
願わくば彼女が拉致される前に、決着がつくことを祈った。
彼女に本物とも限らない、と云われれば、
胸奥がちくりと微かな痛みを覚えたが、
彼女にとっては、無理もないことだと思う。
分かってもらえる時にで大丈夫だよ、と言葉を返した]