やわらかい藁 澄んだお水たてがみ優しく 撫でる手のひらあなたが私に くれるのだから私のために はこびましょう[軽やかな旋律を指で弾き歌を乗せれば、音につられて人が集まってくる。歌の合間、リクエストしてきた青年の方へちらりと視線を向ける。民草に溶け込むように談笑しているその様子は、まるで平和を描いた絵画のようで。その眩しさに目を細めた。**]