[身を乗り出し、楽しげに獰猛としかみえない笑みを浮かべる叔父は言った]
『一緒に戦うやつは戦友≪とも≫だ。その盾で守ってやれ?お前今関係ないやつだとか思っただろう。関係なくねーよ。守る価値もねーんだってんならともかく隣にたつやつぐらい守れないやつが戻ってきたとき誰かを守れるはずあるか。次は強敵≪とも≫だ。強い敵ってわけじゃない。敵は敵だ。殺すか逃げるかの二択だけだ。だが強敵≪とも≫は違う。憎しみでも怒りでもない。ただ己の命を懸けて力をぶつけ、互いに研磨しあえるだけの相手だ。そして最後に親友≪とも≫だが、一概にはいえねーな。自分なりのを見つけろ。ただ一ついうとするならば"同じ場所に立つもの"のことだ
……生き延びろよ。例え、死ぬ間際であっても死なんて考えるな。どんだけ強くても死んだらそこで終わりなんだからな。自分から決して終わるなよ。』