[ ややあって、
セルウィンの遺体をドロイドが
Nルームに運んでくれるならばそのまま任せ、
ふと、思いついたような素振りで一つ。
…カレルへ、尋ねごとをしてみようかと。 ]
船内の人間も随分と減ってしまったけど、
……人狼は、一体誰なんだろうね。
[ 血溜まりを二度も目撃したにも関わらず、
度々理性を蝕む狂気的な衝動は鳴りを潜めていたので、
移動しながら話そうか、と、彼女を第一エリアへ誘う。
Nルームに向かうまで、歩きながら。
彼女の考えを聞いておこうと思ったのだったが、さて。 ]
カサンドラは、昨日の…恐らくセルウィンが死んだ時間、
僕と一緒に君とマーティンを探していた。
…と、なれば、
ツェーザルという男と、ソマリ、おじさんの誰か…か。
[ 昨日の状況を口に出しながら、学者は首を傾ける。
一番疑わしいと思わせやすいのはツェーザル…だろうか、と。* ]