人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


伝書屋 カーク

[衝立を押し立てた歩兵の集団が進む。
ほとんど前は見えていない。
次第に衝立が破壊されてゆけばその間隙に弩のボルトが飛び込み、苦鳴と共に頽れる者が出る。
橋の下流から渡河を開始した者が手を伸ばして負傷者を受け取っては北岸へ連れ戻してゆく。

その頭上を火炎瓶と、北岸からの投石が越えてゆく。
革紐や手巾といった小物を使って放たれるスリングショットは狙撃性能や貫通力では矢に及ぶべくもないが、なにしろ石はそこらに転がっている。それが南岸に雨霰と降り注いだ。]


 正規軍じゃ習わないよな、こんなの。


[投擲攻撃が期待された効果をあげて待ち構える敵の陣に混乱が生じた。
だが、指揮官の掌握の声に、大多数は己の任務を遂行せんと踏みとどまる。>>93
その結束力はさすがだ。]

(125) 2016/02/21(Sun) 18:50:53

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