人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


聖光の ユーリエ

[ 大枠は正しい気がした。
 でも、どこかで何かが腑に落ちなくて。 ]

 ……ぁ……。

[ 組んだ指からロザリオがこぼれおちた。 ]

 私が……、嫌々「おつとめ」をしていたからなのね。
 魔物を恐れ怖がって、
 聖毒を自ら食う愚かな存在だと思って馬鹿にして、
 「我慢」しながら、彼らと接していたからなのね。

 「人間」を救うために、悪い魔物を「斃す」事が必要で、
 私は今まで、魔物そのものを「救う」ことなんてちゃんと考えていなかった。

 だから、私は痛い思いをしなくちゃいけなくて、
 彼らは苦しい思いをしなくちゃいけなかったのね。

(125) 2014/02/23(Sun) 17:43:38

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