[通路の片隅で、斃れる白い塊を見る。>>#4] ――…っ スノウ!! おい、どうした!! 大丈夫か!?[行く先の二人とスノウを見比べ、咄嗟に、向こうには大きなけがもなさそうな様子を確かめれば、足元の震える猫を拾い上げた。途切れがちな音声が、メリーの声を届ける。尋常ではない何かが起こっている、 “人狼” “ハッキング” “フェンリル”切れ切れに伝わり来る言葉が耳を叩く。そして、その言葉が、聞こえた。]