[お茶を飲もうか>>113と言われ、素直に頼むことにした。
何か、という問いには「お任せで」と答える。
彼女がキッチンに向かった後も、ペーターはアトリエに残り、絵を探し――いや、見続けた。
最早ペーターの中で目的が入れ替わりつつあった。
クララに見せたという絵は見たい。
けれど、それ以前にペーター自身が、パメラが描いた絵をもっと見たいと思うようになっていたのだ。]
(…あっちは、パメラさんが探してたほうだけど)
[でも、万が一見落としてる可能性もあるし……見てもいいよね?
そんな、誰に言うでもない言い訳を心の中でしながら。
ペーターはパメラが居た場所の絵を見てゆく。
森の絵、人の似顔絵、青を基調とした抽象画。
そんなものが並べられた中で、ペーターは見てしまった]