人狼物語−薔薇の下国

532 天命昇華


黒透輝石の運び屋 ゾフィヤ

[追われることは結局なかったが、
何とか帰り着いたゾフィヤを待ち受けていたのは両親の叱責と、
感情を堪えたかのような兄の言葉だった。

抱きしめられているから彼の顔は見えない。それでもわかった。
きっと泣きそうになっているのだと]


ヴェル……ごめん、ごめんね。
たしかにわたしがバカだった、よ、


[同じになろうとして、結局兄をひとりにさせてしまった。
なんと浅はかな行動だったのだろう。それを今更ながらに思い知った]

うん、こんなことしないよ。
そのままでいいって言うんだから、そうする。

(125) 2020/02/22(Sat) 00:32:56

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