[L区画に移動中、会話する音声を聴覚センサーにて感知>>107>>109>>122>>123
音声を分析したところ、会話の内容に不可思議な点が見つかり
カシャ、と小さく視覚センサーの覆いを瞬かせる。
どうやら会話をしている片方のうち一人は、対応しているモノを
ジークムントの一体と認識しているようだが、稼働中のジークムントの現在地とそれは明らかに一致していない。
さらにいうならば、ジークムント機と形態のよく似たその存在からは生体反応が見られる。
状況を言語化すると
『ジークムント機とよく似た形状を持つ、かつテウティドドリルス号の搭乗員データにも登録されていない人物』ということになる。
その条件に該当するのは、現時点では先程見かけた五人目の人物だけであると判断]
[二人に音声にて接触を図るべきか考えていたが、
その前に片方――仮に『五人目』と命名――に該当する人物が移動を開始した>>124
先程の会話を分析するに、どうやら飲み物を依頼されてL区画の食堂に移動したものと判断。
HK-099も食堂に向かう途中であるため、一度『五人目』と接触を試みることにする。**]