― コリルス 詰所・外 ―うー……。分かってはいるんだよ。[レトにはお互いさまじゃないかという思いと騎竜師としての誇りから多少の気炎を上げられても、リーゼロッテにまで柔らかく重ねられると反論できなくなってしまう。>>90]無理はしてないから。これは本当。これからも、できるだけ気をつける。[この「できるだけ」がまた怪しいところではあるのだが。回数の多さを知っているレトからは目を逸らして、リーゼロッテに頷いた。>>0:443]