[リヒャルトの後ろでこっそり伺っていると>>112気付いたルートが招いてくれた。本当に自分ときたら皆の優しさに縋っている気がする。
でも。そうしてもらえた事が嬉しい。
>>113カスパルが気をもんでくれたことにも気付く。皆殆ど初対面の様なものなのに。少しだけ嬉しくて涙がにじんだ。
リヒャルトの人懐っこい笑みと、可愛いおねだり>>117、確かに皮の砂糖煮は美味しい。うんうんと同意して微笑む。同年代の友人が居たらこの様な感じなのだろうか。
つまみ食いなんて本当はしなくても良いのだが、リヒャルトが楽しそうなので、自分も口に入れてみた。甘酸っぱい柑橘の味が口いっぱいに広がる。
同じ小さな悪戯をした、それが幸せで笑った。]