[そうしてウルの元に着いた時、カナンはまだ彼女の傍に居ただろうか。
居るならば、少しウルから離れたところまで移動してもらい。
居ないならば、状況が落ち着いた頃を見計らってカナンの元へと参じた後、皇子にウルを運んでくれたことと八幡に同乗を勧めてくれたことへの礼と、蛟を空けてしまったことの謝罪をした。
その後は蛟の乗組員たち、副艦長と今後の打ち合わせなどをして、ウルが目覚めるまでは出来るかぎり彼女の傍にいた。
ディークやクレステッドはちゃんと休んでいるかと確認したり、マリの痛みがひいたかと案じたりもしただろう**]