人狼物語−薔薇の下国

176 ねぼすけ狼とうさぎさんの黒い森


楽師 カスパル

[変な声を出して嫌われていないだろうか。
肩口に顔を押し付けながらそんな事ばかり心配している。
だって、先ほどから続いていた接触は唐突に途切れている。

段々と身が強張るのが分かる。

と、背中で柔らかなリズムが刻まれた。>>123
穏やかなそれに、指先に温度が戻ってくる。
蟀谷に感じる熱に、頭を撫でる大きな手に甘えていると、深く落ち着いた声が耳を擽る。]

 いいえ……
 いえ、怖いです、ね。

[反射的に否定したが、少し考えて言い直す。
そっと頭をあげて、タクマの目を見つめた。]

(124) 2014/04/20(Sun) 22:09:30 (ハチドリ)

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