[周囲の兵が動き出した気配がする。そのわずかな猶予に、投げられる問い。] この先に───[ちかちかと妙な色が視界に散っている。その視界の向こうに、朝日浴びて立つ、ラモーラルの都城の姿が見えた。] 誰もがラモーラルの民だと誇りを持てる国を、 胸を張って、ラモーラルを愛すると言える国を、作る。 たとえ、どんな境遇にあろうとも…[言葉の途中で、駆け寄ってくる兵が見えた。//]