[何より――…彼の剣は、深い。その深さは技なのか、それとも業なのか。とにかく、未だ学生であったリエヴルにとっては、計り知れぬ相手であった。恩師であろうと容赦なく視線を注ぐが。普段の態度に、どこか、はぐらかされているような感もあった。]