― 渓谷 高架橋 ―
[橋の先、立ちはだかるように佇む馬上の士。
黒狼と名乗った男>>119はパッと見、その名の通りの獰猛さなど皆無のようにも見えるのだが]
───ふふ。
随分と礼儀正しい相手に当たったようだ。
私はソマリ=フォン=フェストゥング。
先に進む気が無ければここには居ない……とでも言っておこうか。
[歩兵武器を備える相手>>123に、にこやかながらも否の言葉を紡いだ。
引く気があれば人影を見た時点で引き返している。
タイガはなんと返していたか。
ソマリは手綱を繰り、馬首を完全に相手へと向けた]