[夕餉のメニューは*せつない話*をしたくなる【蒸しキャベツのトマトとコンソメのソース掛け】と苺ジュース。蒸しキャベツを食べ始めた頃、斜め前に座ったタクマ>>111に、「これおいしいね!」とご機嫌に頬をバラ色に染めて単純かつ簡素な分だけ感情が滲む感想を一言。子供の様に足をぷらぷら、落ち着き無く左右交互に机の下で揺らしながらの食事の合間、名乗るタクマの声を聞いて、そう言えば名前を知らなかったと今更気付いた顔。握り方の少々可笑しいフォークを咥えたまま、隣の白金うさぎに視線を向け]