……テラ
[なにか自分はおかしなことを言っただろうか。>>119
まさか名前をうまく発音できていないとは思わず。
詐欺師は小首を傾げた。
waの発音は慣れていないので、自分の間違いには気付かないまま]
はは、テラ
私もまだまだ精進が足りないようだ。
[きっと目の前の寺脇という男から見れば。
自分の取った行動は青臭いものに見えているのだろう。
寺脇の反応>>120からそれが見て取れて、
思わず自分の素である子供染みた言動が少し顔を覗かせた。
いけない、これは上流階級の紳士が発すべき台詞ではない。
頭を冷やさなければ。
す、と顔を手で覆うと。再び上品な笑みを口元に浮かべる]
ゆっくり恋愛を、か。
いやはや、私にはなかなか難しい。
なにせ焦ってこういった見合いに参加するくらいですから。
[ひょいと肩をすくめて。寺脇の微笑みに応えるだろう]