人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


皇子 ロー・シェン

[ そして、男が、そこに戻ったのは、夜も深くなった頃。
天幕の内、輝く障壁の消える寸前のことだった ]

まだ...一日しか経ってなかったんだな。

[ 捧げられた蒲公英の花もまだ瑞々しいままだ ]

リー...

[ 溶けるように消えていく障壁の内に足を踏み入れ、眠る娘の傍に、片膝を立てて座り込む ]

...ちゃんと、終わらせて来たぞ?

[ 仇を討ったとは言わなかった。多分、そんな戦いではなかったし、そのために出掛けたわけでもない ]

ただいま。

(123) 2017/02/12(Sun) 14:47:19 (fukafuka)

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