私が見てくるわ、そこに居て。 大丈夫、何かあったらすぐ戻るから。 アデルは剣を持っているでしょう? 丸腰の私の方が、返っていいわ。 それに、私を傷つけた魔物がどうなるか、 彼らももう気づいていることでしょう。 私は赦しを……アデルは救いを……、 そのために、まずは話をしなければ。[ つないでいた手を離して、もうちゃんと歩けるようになった足で、地下礼拝堂の外に出る。 ]