[放っておけるか。と、向けられる言葉に、何も言えぬまま]…俺は命を喰らう道具を売ることで、資金を溜め込み他人から家を奪ってまで、海の外を目指す事を夢想している馬鹿の一員です。未来に、眼差したものの眩さを比較するなら。俺よりも、あいつが──……生きるべきだった。[そう言葉を口に乗せてしまった、その後の沈黙は*重く*。]