[ 白い神獣の傍で、自らも一瞬意識を手放してしまっていた公子は、すぐ傍であがった警笛のごとき声に>>117眉を顰め、目を開けた ]さわぐ、な、ユーリエ...[ 掠り傷だ、と身を起こして口にしようとして ]う...[ 傷の痛みからではない目眩に再び白の中に頭を落とした ]