― 『神魔の領域』・森の中 ― ええ……そうですけど……。[狐耳の子の言うこと>>117と自身の知りたかったことが、いまいち繋がらない。 しかし続く言葉で、戸惑いは驚愕に変わる。 鼓動が跳ね上がる心地がして] 知られていたの……!?[かぁさまの正体よりも、もはやその事実の方が驚きだった。 巫女は神魔に仕えているつもりでも、神魔の側がどう思っているのかは、ついぞ知らなかったことだから。 もっともそれは神魔の認識そのものではないのかもしれないが、それは与り知らぬことだった*]