[白狼騎士団の事だとわかった後は、ああ、と頷いてもう一度笑う]
まぁ、確かに厳しいといえば厳しいかしらね。
女だらけだけど、おいたをしたら鉄拳が飛ぶからね。
[右手で拳を作ると、それを自分の頬に宛がってみせる。まあ、この日の夜にまさにここに一発食らうわけだが、この時はまだそれを知らない。
軽く冗談めかした後、顔を見合わせて笑った後で、拳を作った手を下ろす]
……国内が急にごたつき始めたけど、噂に惑わされないで。
冷静にね。
[なんて、先輩らしいアドバイスを一つ。
あなたのその、真っ直ぐな瞳が曇らないように、なんてどこか祈りを込めながら。*]